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Grease-Proof: 撥油加工の代表的な製品について

撥油加工の代表例「フッ素加工」について

撥油加工に欠かせない加工剤に「フッ素」が挙げられます。
フッ素は地球上に多く存在する天然物質であり、フッ素系の有機材料は耐候性・耐薬品性・耐熱性に優れてます。
またフッ素化合物は他の化合物との分子間引力が弱いという特徴が有るため、モノをくっ付けにくい性質が有ります。
皆さんが家庭で使っている”コゲつかないフライパン”はそんな特性を利用したものです。
また油汚れの激しいユニフォームにも多く使われていますので、下記に代表的な撥油加工の加工名、機能、構造等をご紹介します。

Grease-Proof: 油による汚れがひどい環境で働く際、最適な「ユニフォーム」について

ユニチカテキスタイル「エーキューガード」の場合

ユニチカテキスタイル「エーキューガード」200回洗濯しても効果は持続フッ素系薬剤の組み合わせと熱処理による乾燥工程で、繊維表面の撥水・撥油基を規則的に配合させることにより、半永久的に性能を発揮できる加工です。
その撥水・撥油性能は一番難しかった綿100%の素材で洗濯200回後の撥水性能が4級(最高5級)、撥油性能は6.5級(最高7級)という優れた性能を持ちます。
ポリエステルやナイロンといった合繊にも高性能です。

日清紡「ナノサイエンス」の場合

日清紡「ナノサイエンス」驚きの撥水性能と撥油性能独自のナノ技術により、従来と比べ耐久性が高く、タンブル乾燥では20回洗濯後でも4級(最高5級)、プレス乾燥なら50回洗濯後でも同4級を維持します。
ナノサイエンスは、素材の通気性を損なうことなく高レベルで耐久性、撥水性、撥油性能を実現させました。
従来の加工では耐久性を維持させるための架橋剤の影響で白度が低下したり黄変が懸念されておりましたが、それらの欠点も解消させました。

富士紡「清潔家族」の場合

富士紡「清潔家族」清潔機能加工をシリーズ化肌着に使用される綿100%を中心に天然系繊維への加工を展開している。
それらは撥水や撥油、防汚加工を、今まで技術的に難しかった薄い生地の加工に成功し、一般衣料への幅広い展開が出来る。

次のページでは、「付着してしまった汚れを落としやすくする防汚加工」についてご紹介しています。