Remove stains: 撥水撥油加工されたユニフォームに汚れが付着してしてしまった場合
防汚加工の特性を知って、本当に汚れが落ち易い防汚加工をご紹介
防汚加工には繊維製品に汚れが付きにくくする「SG加工」と付いた汚れを洗濯やクリーニングで落ちやすくする「SR加工」と、その両方の性能を合わせ持つ「SGR加工」があります。
それぞれの長所・短所を簡単に説明すると、SG加工はフッ素樹脂加工などにより撥水・撥油性を持たせて汚れをガードするのだが付いてしまった汚れが落ちにくい欠点があります。
SR加工は繊維を親水化させて付いた汚れを落ちやすくさせるのだが、汚れをガードする機能はないので、汚れ自体は無加工と同様に付着します。
そして、この相反する特徴を併せ持つのがSGR加工です。
作業服や防寒着に多く使われていますので、下記に代表的な防汚加工の加工名、機能、構造等をご紹介しましょう。
Remove stains:代表的な防汚加工名とその機能
ユニチカテキスタイル「エバレッシュ」
汚れが付いても落ちやすく、かつ洗濯液中の汚れの再付着がほとんどありません。
また加熱滅菌をおこなう工業洗濯においても機能低下がほとんど見られませんのでこの「エバレッシュ」は一般衣料から作業服、防寒着といったハード分野まで幅広く応用できる加工です。
日清紡「ナノサイエンス デュアルクリーンV」
撥水防汚機能と洗濯時に汚れ落ちの良い機能を合わせ持ついわゆるSGR加工に加えて、汗しみや黄ばみの原因となるオレイン酸については、洗剤なしでも落ちやすい特長があります。
ダイワボウ「エコリリースW」「ミラクルリリースW」
油汚れやジュースなどの水性汚れが洗濯で落ちやすくする加工です。
安全性を保証するSEK防汚マーク認定第1号を取得し、インナー、Tシャツ、ドレスシャツ、布団カバー等の肌密着衣料に幅広く応用されています。