Merit : 撥油素材の防寒服・ユニフォームの特徴とメリットとは?
撥水・撥油の仕組み と 繊維の構造
厳しい冬の作業服として防寒着が着用されている中、特殊な撥水・撥油素材の防寒着の需要が増えています。
撥水・撥油加工の特徴としては、水をある程度はじくとともにムレないよう通気性を持たせた加工です。
布地に撥水剤を浸透させ、高温で処理することで生地の表面に水の粒子を通さない程度に間隔をあけた撥水層をつくります。
防水加工との違いは、外からの水は弾いて通しませんが、湿気は通すために蒸れが少ないという点です。
ただし、強い圧力で水をかけたり,逆に霧雨状の雨などは空気が通り抜ける穴から浸透することがあります。
フッ素系の樹脂をつけ、熱処理すると撥水だけでなく撥油性を出すことが可能で、ケチャップなどの汚れを防止することが可能です。
撥水・撥油加工と相性の良いユニフォーム素材のご紹介
この加工に対応可能な素材は合成繊維ではポリエステル100%、T/C、T/R、ナイロン、アクリルがあります。
天然素材では綿、スフ、レーヨン、麻、及びこれらの混紡品などが上げられます。
防寒着は桜が咲いた頃にはタンスや押入れなどの奥にしまわれているかと思います。
しかし、衣類は保管の仕方を間違えると虫に食われてしまうことがあります。
虫食いで生地に穴が開いた防寒具は保温性が悪くなってしまい防寒具としての役目を果たさなくなります。クリーニングをして、通気性の良い箱や場所にしまうようにしましょう。